Research Workspace は、AIエージェント用の研究管理テンプレートです。
研究テーマ、MTG、TODO、壁打ち、実験計画、MTG前資料などの研究文脈をローカルのMarkdownファイルとして保存し、その文脈をAIエージェントに読ませながら研究活動を進めるためのワークスペースを作ります。
Codex、Claude Code、Gemini CLI、Antigravity など、AGENTS.md と .agents/skills/ を読めるAIエージェントで使えます。
このテンプレートは、研究活動を次のように管理するためのものです。
- 研究プロジェクトごとにREADMEを作り、現在の状況を1か所にまとめる
- MTG前に、過去の文脈を読ませて相談資料を作る
- MTG後に、当日メモや文字起こしから議事録を作る
- TODOを日付ごとに管理し、ダッシュボードで確認する
- 研究相談やアイデア出しを壁打ちメモとして残す
- 実験計画や設計方針を
specs/に保存する
中心になる考え方は、研究文脈をMarkdownとして残し、AIエージェントがそれを読みながら継続的に支援できる状態を作る ことです。
主な利用者は研究室メンバーです。
- 卒業研究を進めるB4
- 修士研究を進めるM1/M2
- 博士研究や複数テーマを管理したい学生
- 研究MTG、実験ログ、TODO、相談メモをAIエージェントと一緒に整理したい人
研究テーマが1つだけでも使えます。複数テーマがある場合は、テーマごとに .research/lab/projects/<project>/ を作って管理します。
Research Workspace では、以下の作業をAIエージェントに依頼できます。
- 初回セットアップ
- 研究プロジェクトの追加
- TODO管理
- ダッシュボード表示
- 研究相談・壁打ち
- MTG前資料の作成
- MTG後議事録の作成
- 実験計画・設計計画の保存
- 必要に応じた追加スキルの作成・改善
外部サービス連携は前提にしていません。基本はローカルMarkdownだけで動きます。
git clone git@github.com:YusakuTakama/research-workspace.git
cd research-workspaceCodex、Claude Code、Antigravity などで、このフォルダを開きます。
最初に、エージェントへ次のように依頼します。
このリポジトリのAGENTS.mdを読んで、Research Workspaceとして扱ってください。
Codex や Claude Code では、同梱されている .codex/skills または .claude/skills からスキルを参照できます。
次のように依頼します。
research-workspace スキルで初回セットアップをしてください。
エージェントから、最低限以下の2つを聞かれます。
1. 研究テーマ名
2. 研究概要
例:
研究テーマ名: 視覚言語モデルにおける説明可能性の分析
研究概要: 視覚言語モデルが画像内のどの情報を根拠に応答しているかを、特徴可視化と出力説明の対応から分析する。
初回セットアップが終わると、以下のようなプロジェクトフォルダが作られます。
.research/lab/projects/<project-name>/
├── README.md
├── meetings/
├── specs/
├── experiments/
│ └── figures/
├── materials/
│ └── figures/
├── references/
└── papers/
README.md が、その研究プロジェクトの現在状況を表す中心ファイルになります。
次のように依頼します。
ダッシュボードを見せて。
エージェントは、今日のTODO、壁打ちメモ、研究プロジェクトの状態を読み直して表示します。
Codex では、.codex/skills から .agents/skills/ を参照します。
research-workspace スキルで初回セットアップして。
Claude Code では、.claude/skills から .agents/skills/ を参照します。
AGENTS.mdを読んで、このResearch Workspaceのルールに従ってください。
Antigravity でも、基本の入口は AGENTS.md と .agents/skills/ です。
このリポジトリをResearch Workspaceとして扱い、AGENTS.mdのルールに従ってください。
- 研究テーマを登録する
- 研究相談やアイデアを壁打ちする
- 固まった方針を
specs/に保存する - MTG前に相談資料を作る
- MTG後に議事録を作る
- 議事録からTODO候補を抽出する
- 採用したTODOを今日のTODOへ追加する
- ダッシュボードで現在状況を確認する
この流れを繰り返すことで、単発チャットではなく、過去の文脈を踏まえた研究支援を受けやすくなります。
初回セットアップ、研究プロジェクト作成、TODO管理、ダッシュボード表示を担当します。
頼み方:
research-workspace スキルで初回セットアップして。
新しい研究テーマを追加したいです。
今日のTODOを見せて。
ダッシュボードを見せて。
主な保存先:
.research/lab/projects/<project>/README.md
.research/secretary/todos/YYYY-MM-DD.md
研究相談、仮説整理、実験案の検討、spec化前の壁打ちを担当します。
頼み方:
この研究アイデアについて壁打ちしたいです。
次の実験案を整理したいです。プロジェクトは <project> です。
この内容をspec化できるか見てください。
保存先:
.research/secretary/notes/brainstorm/YYYY-MM-DD-topic.md
brainstorm は、すぐに結論を出すためだけではなく、問い、仮説、選択肢、未解決点、次アクションを整理するために使います。固まった内容だけを、ユーザーの承認後に specs/ へ昇格します。
MTG前の相談資料、進捗報告資料、実験レビュー資料を作成します。
頼み方:
次回MTGの資料を作ってください。プロジェクトは <project> です。
この実験結果を先生に説明する資料にしてください。
さっきのbrainstormをMTG資料化してください。
保存先:
.research/lab/projects/<project>/materials/YYYY-MM-DD-topic-mtg-materials.md
.research/lab/projects/<project>/materials/figures/YYYY-MM-DD-topic/
MTG前資料は meetings/ ではなく materials/ に保存します。meetings/ はMTG後の議事録専用です。
MTG後に、当日メモや文字起こしから議事録を作成します。TODO候補の抽出と、プロジェクトREADMEの更新も担当します。
頼み方:
MTGが終わりました。議事録を作ってください。
文字起こしがあります。meeting-minutes で整理してください。
保存先:
.research/lab/projects/<project>/meetings/YYYY-MM-DD-mtg.md
.research/secretary/todos/YYYY-MM-DD.md
文字起こし全文は、議事録作成の補助入力として使います。議事録には必要な要約だけを残します。
必要に応じて、新しいスキルの作成や既存スキルの改善に使います。
頼み方:
この作業を自動化するスキルを作りたいです。
skill-creator は発展的な用途なので、最初から使う必要はありません。
初めて使うときは、以下の流れを一度試すと全体像がつかみやすいです。
research-workspace スキルで初回セットアップして。
研究テーマ名と研究概要を答えると、.research/lab/projects/<project>/ が作成されます。
プロジェクト <project> について、次にどの評価実験をするべきか壁打ちしたいです。
壁打ち結果は .research/secretary/notes/brainstorm/ に保存されます。
さっきの壁打ちをもとに、次回MTGで相談する資料を作ってください。
資料は .research/lab/projects/<project>/materials/ に保存されます。
MTGが終わりました。議事録を作ってください。
プロジェクト名、日付、参加者を確認したあと、当日メモや文字起こしをもとに議事録を作成します。
議事録から抽出されたTODO候補を確認し、採用するものだけ今日のTODOに追加します。
1と3を今日のTODOに追加してください。優先度は通常で。
ダッシュボードを見せて。
今日のTODO、壁打ちメモ数、研究プロジェクトの状態が表示されます。
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├── AGENTS.md
├── .agents/
│ └── skills/
│ ├── research-workspace/
│ ├── brainstorm/
│ ├── meeting-materials/
│ ├── meeting-minutes/
│ └── skill-creator/
├── .codex/
│ └── skills -> ../.agents/skills
├── .claude/
│ └── skills -> ../.agents/skills
└── .research/
├── secretary/
│ ├── AGENTS.md
│ ├── todos/
│ └── notes/
│ └── brainstorm/
└── lab/
├── AGENTS.md
└── projects/
初回セットアップ後は、研究プロジェクトごとに以下の構造が作られます。
.research/lab/projects/<project>/
├── README.md
├── meetings/
├── specs/
├── experiments/
│ └── figures/
├── materials/
│ └── figures/
├── references/
└── papers/
- 研究文脈のSingle Source of TruthはローカルMarkdownです。
- 各研究プロジェクトの
README.mdが、現在状況を表す中心ファイルです。 README.mdのfrontmatterにあるsummaryとstatusをダッシュボード表示に使います。- TODOは、ユーザーが明示したもの、または候補から採用したものだけ追加します。
- MTG前資料の正本は
materials/に保存します。 - MTG後の議事録は
meetings/に保存します。 - MTG説明用の概念図・再構成図は
materials/figures/に保存します。 - 実験結果そのものの正本図は
experiments/figures/に保存します。 references/は外部資料や文献メモの置き場です。AIが作成する通常の分析や計画は置きません。